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開発フローと対応技術

製品設計 材料設計

  1. 3DCADで、バーチャルにイメージを作ります。
  2. 3Dプリンターで、実形状を作りお客様の仕様具合を見ていただき、デザインを決めます。
  3. 樹脂材料をご要望の強度、耐熱に合わせ選定、開発します。
  4. CAE(流動解析)で、バーチャルに金型を作り成型加工後のデザインと材質のバランスを見ます。

工程設計 金型設計

  1. 樹脂材料の特性に合わせ熱硬化、熱可塑などの成形法を選定します。
  2. CAEの結果をベースに成形金型の耐久性、生産性などを検討し型構造を決めます。
  3. 目標QCD(品質、コスト、納期)を実現するため、後処理、外観検査など全体のQC工程図(製造工程)を設計します。

製造技術1(成形技術)

  1. 試作金型、材質テスト金型を使い、成形条件と成形機、ロボットなど検討し、試作準備をします。
  2. 量産用の成形機と材料を使用し、成形試作をQC工程図に沿って行います。成型品の出来栄えや射出波形を確認をしながら、成形条件の最適化を図ります。

製造技術2(後処理、検査技術)

  1. 熱処理、クリーン化、選別などの仕上げ処理を、QC工程図に沿って行います。
  2. 最終梱包での輸送、保管に問題がないか、輸送テスト等で検討します。
  3. 自動化、治具化を推進します。

分析、解析技術

  1. 金型試作品の寸法、強度、耐熱などを分析して、金型、加工条件等の修正、改良を行います。
  2. お客様の実用テストの結果を伺い、不具合点、改良点を提案します。

品質管理技術

  1. 試作品を三次元測定機、画像検査機などで測定し、材質、成形条件などによるバラツキをQC専用プログラムで統計処理し、品質の安定性を確認します。
  2. 量産前に品質マージンのある製造工程を制定し、ISO9001の品質システムにより工程を維持し継続的に改善します。
  3. Lotデータを積み上げ、不具合発生の予測分析を行い、過去50年のデータを基に品質問題の予測をします。

リサイクル技術

  1. お客様からの回収品等を再ペレット化して環境有害物質の含有量を調べます。
  2. 材料物性を回復させるために、バージンペレット、ブースターペレットを定量混合します。
  3. JIS試験片用金型でテストピースを成形し、引張り試験機で材料のLot品質を確認します。
  4. リサイクル材利用製品は品番を変えて識別管理をします。

*リサイクル材の適用はCo2削減、省エネ、コストダウンに寄与します。

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